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発達障がい児の理容室~コミュニケーションの成長が鍵~

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発達障がいの子どもが一人で散髪できた!

皆さんには、以前、初めて息子が理容室に行った時のことをお話ししました。

なかなか椅子に座れない、抱っこして座ってもじっとしていられないなど、一苦労という時期がいつまで続くのか不安になっている方もいると思います。

今回は、普段の療育を通じて子どもが成長し、できることが増えていく、できることには理容室も含まれるというお話をしたいと思います。

散々な理容室デビューを飾ってから、2年半後の現在、3ケ月に1回のペースで理容室に通っていますが、5歳を迎えてから、初めて一人で座って、理容師さんに髪の毛を切ってもらうことができました!

息子が理容室で散髪できるようになったのは、まずは、コミュニケーションがとれるようになってきたことが大きいのかなと思っています。

理容室で座るという行動一つをとっても、クッションを使って底上げをして座りたいのか、そのままの状態で座りたいのか。

また、散髪中に見るタブレットの位置、自分が見たいYouTubeの内容を床屋さんに伝えられるかどうか。

そのうえ、散髪用ケープの肌触りも敏感な子どもにとってはストレスなので、それを理解した上で安心して散髪できるかなど、越えなければならないハードルがたくさんありました。

これらは、発達障がいの息子を通して、やっと理解できたことでした。

コミュニケーション能力の成長と合わせて、足掛け2年3ケ月で、ようやく息子と理容師さんとの信頼関係ができたことで、初めて一人で散髪できたと思っています。

今回は、それまでの経過をお話ししたいと思います。

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今までの経過

息子は、2歳3ケ月頃から「ジジ(私の父を息子はジジと呼んでいます)」と同じ理容室に通っています。

初めて理容室に行った時は、私と息子と二人で行きましたが、ハサミを見るなり泣き出してしまい、切り進めていくのも大変だったので、散髪の途中で帰ってきたという戦慄のデビュー戦でした。

そこで、一人で息子を理容室に連れて行くのは大変と感じた私は、ジジに頼むことにしました。

なぜかというと、ジジと息子は、とても仲が良いので息子も安心して理容室に行けると思ったからです。

私が、下の子の出産で実家に帰省している時に、ジジが息子を理容室に連れていってみたいと言ってくれたので、そのタイミングで息子とジジ2人での理容室通いをお願いすることにしました。

ジジには、事前に息子が理容室に行くのが苦手であることを伝えていましたので、一つの作戦を考えていたようです。

その作戦は、なんとお昼寝中の息子を車に乗せて、ジジの知り合いの理容室に連れて行くというものでした。

息子が目が覚めた時のことを考えると、大丈夫かとヒヤヒヤしていましたが、理容室では、息子はジジに抱かれたまま散髪することができたとのことでした。

途中でお昼寝から目が覚めるとやはり泣いたようですが、理容師さんは3人の男の子を持つ子ども好きのパパさんで、発達障がいを持つ子どもへの理解がある方でしたので、時間を掛かけながら息子に無理をさせないように、少しずつ髪を切ってくれたのです。

家に帰ってきた時に、見違えた息子の姿に、私の母と一緒に喜んだことを今でも覚えています。

それからは、ジジの知り合いの理容室に通い続けることにしました。

定期的に散髪に行くことに…

それから3ケ月後、私と息子、ジジの3人で2回目の散髪に行くことにしました。

息子には、「髪の毛が伸びたからジジを連れて切りに行こうね」と事前に話をしていました。

私は不安でしたが、息子はジジの車に乗れて上機嫌の様子でした。

理容室に入るなり、息子は泣きそうになっていましたが、ジジと私が理容師さんと会話をしている様子を見て安心したのか、少しずつ落ち着きを取り戻してきました。

そして、私は理容師さんと相談して、息子が不安に感じる物や気になる物を見えないように配慮してもらいました。

例えば、正面の鏡やバリカンなどです。

その代わり、息子が見える場所には、トミカの車セットなどを置いてもらい、少しでも安心して散髪ができるように協力していただきました。本当に感謝しています。

散髪の時は、私が息子を抱っこして一緒に座り、好きな”しまじろう”のアニメや、YouTubeを見せながらという、安心できる空間で髪を切ってもらいました。

息子には2歳頃から”こどもちゃれんじ”を申し込んでいましたし、テレビの”しまじろうのわお”が大好きで、ずーっと見ていました。

特に、こどもちゃれんじから毎月届く絵本が大好きで、デイサービスでも母子通園の時は、絵本を持ち歩くほどです。

他にも、息子が入院した時は、付録のDVDとDVDプレイヤーを持ち込むことで、病室でも家と同じ環境を作り出すことで落ち着いて治療を受けることができました。

“こどもちゃれんじ”と”しまじろう”に、精神的に助けられた部分は大きかったです。



成長への階段①

子どもが夢中になっている物や事があると、意外と一歩を踏み出そうと頑張れたりします。親の精神的負担が軽くなるように感じます。

そんなこんなで、散髪中は泣かずに済みましたが、時折、息子が不安を感じる時があり、その時は一旦席を離れ、私やジジ、理容師さんが息子をなだめながら、何とか”しまじろう”やYouTubeを見せつつの散髪は成功しました。

このとき散髪に掛かった時間は、1時間ほどでした。

散髪が終わった後、息子に「良く1時間も頑張って理容室にいてくれたね」と皆で息子を褒めてあげたのを覚えています。

その後は、3か月に1度のペースで、同じようなスタイルで散髪をしていました。

2回以降も息子に不安感がある時は一旦散髪をストップして、私やジジが抱っこで落ち着かせてから再開という感じで、息子の負担にならない程度に進め、1時間以内には終えていました。

理容室さんも息子の発達障がいを理解していたので、いつも頼みやすく助かりました。

1人で散髪中の様子

冒頭の話に繋がりますが、そして先日、息子がなんと1人で椅子に座って散髪をすると言い出しました!

散髪中の様子については、いつも通りYouTubeを見たり、少し理容師さんと話したり、たまに私たちの方を向いてにっこりと笑っていました。

その様子を見て、理容師さんは息子に顔を剃ってみるかいと提案すると、「うん」と言って顔もキレイにしてもらいました。

やはり息子は敏感なので、時より嫌な顔をしていましたが、理容室さんを信頼しているようで、最後まで頑張ることができました。

これは、ものすごい成長で、私もジジも泣きそうになりました。

散髪が終わった後は、理容師さんやジジ、私が息子をいつも以上に沢山褒めました。

そして、息子が「私やジジが喜ぶ姿が嬉しい」言ってくれたことにも感激です。

成長への階段②

自分の気持ちや考えを話すことが少しずつできるようになると、子どもとのやり取りがしやすくなり、お互いにストレスが軽減されます。

さいごに

息子の散髪を通して感じたのは、大人とのやり取りができるようになって安心感や人との信頼関係ができてくると、苦手なことでも繰り返し行うことができるなど、どんどん成長していくのだということです。

苦手な散髪でも諦めないで良かったと思いましたし、息子の可能性を実感しました。

今回の散髪が成功できたのは、日ごろから療育を通じて大人との信頼関係を作ってもらっているデイサービスの先生、温かく対応してくれている理容師さん、息子が大好きなジジの存在が非常に大きいと実感しています。

特に、理容師さんが発達障がい児への理解があり、根気強く息子と向き合ってくれたので、本当にありがたかったです。

成長への階段③

デイサービスで学ぶ療育を意識した日常生活と、親も子どもとのコミュニケーションを積極的にとるように心掛けると、一人遊びが減ったり、他者への関心が出てきたり、おでかけや新たなチャレンジもしやすくなります。

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4歳の息子と2歳の娘を育てるママです。私たちの経験が後輩ママの参考になればと思い立ち、ブログを投稿中です。 詳しい自己紹介は、コチラをご覧ください ↓