はじめての理容室
子どもが、少しずつ大きくなってくると、髪の毛の伸びも気になってくるものです。
皆さんの中にも、同じ悩みを抱えたことがある人もいるのではないでしょうか。
今回の悩みの種は、息子の髪をどうやって切るかということで、私たちの経験についてお話していきたいと思います。
息子は、髪の毛が生えるのが極端に遅く、家族も心配していましたが、2歳になると、ようやくパヤパヤーと柔らかい髪が生えてきました。
ほっとしたのも束の間で、パヤパヤの髪の毛が無造作に伸びてきて、”さあ、どうしよう”と悩み始めました。
その頃の息子は、癇癪が酷い時期だったので、理容室に行くことはハードルが高いと感じていました。
私の想像では、息子にとって初めての理容室は入店するだけでドキドキ、そして理容師さんとハサミを見て怖がるのは目に見えていました。
それなら、息子がお昼寝しているうちに、ハサミを使って自分で切ってみようか、でも起きた時の暴れようを考えると恐い…。
色々と考えた結果、子どもが通いそうな理容室なら、きっと、理容師さんも子どもの扱いに慣れているはずなので、意を決して、まずは2人で行ってみることにしました。
いざ理容室へ!
まず、家を出る前に息子には、「今日も児童館に行くけど、理容室で髪の毛をお手入れして、かっこ良くなってから向かうよー」と話しました。
まだ、言葉の理解が出来ていない頃だったので、息子の反応はあまり分かっていない様子でした。
私の中では、不安を感じていないようだし、よし!と思いながら、理容師に向かって息子を抱っこして歩き、理容室の玄関に入りました。
息子は、理容室の中に入るなり、落ち着かない様子でしたが、泣き出さなかったので”第一関門を突破できた!!”と心の中で安堵しました。
幸いにも理容室には、誰もお客さんが居ない状態だったので、私は息子の散髪を決意し、理容師さんにお願いしました。
理容師さんはOKしてくれたので、少し戸惑っている様子の息子を抱っこしながら、息子にオモチャの車やぬいぐるみを見せつつ、髪の毛を切ってもらうことにしました。
散髪が始まると…
散髪の準備のため、カット台に私と一緒に座ってケープを掛けてもらい、これからという時に息子はハサミを見て、やっぱり泣き出してしまいました。
そして、理容室さんが息子の髪を少しずつ切り出すと、泣きながら席を離れようと動き出すようになりました。
私も、動いて頭を傷つけたら危ないと息子を押さえるのに必死になり、気がついたら汗だくになっていたのを覚えています。
理容師さんも、何回も息子の頭が動かないように注意しますが、息子の泣きじゃくる様子に、このまま続けて良いのか戸惑っている様子に見えました。
私も、息子の泣き方がどんどん激しくなってきていたので、散髪の途中でしたが諦めることにしました。
息子の頭は、切っていない箇所もあって左右がアンバランスの状態でした(汗)
それでも息子は、理容室から出られると分かると、お会計の時には泣き止んでいました(笑)。
ちなみにこの時の散髪料金は、不完全な形での終了でしたが、子ども用の正規料金でした…
その後、児童館に行くと、息子はいつも通りに遊んでいたのでホッとしました。
その日のお昼寝は、理容室と児童館に行って疲れきっていたのか、いつもより深い眠りについていました。
そのタイミングで、私は、残されたパヤパヤの髪を自分で切ってみようと思いました!
息子が起きないよう、細心の注意を払って少しずつ切り進めていくと、ガタガタにはなりましたが切ることができました。
”あー良かった!できた!少しなら切らせてくれるんだ!”と自信がつきましたね。
今回のあるあるは、以下の内容です。後日、ここに至った流れをお伝えしたいと思います。
子どもが行きそうな理容室よりは、家族が定期的に行っている理容室で子どもに理解がある理容師に散髪をしてもらう方が、子どもは安心すると思います。私の息子もジジの行きつけの理容室に通っています。
さいごに
その夜、主人が帰ってきて、今日の事を話すと息子をたくさん褒めていました。
そして、今日の出来事から、私たちの間で”今の息子にあまり無理をさせない”ように気を付けることにしました。
理容室に行くことに対してトラウマになるよりは、息子がもう少し成長して、ある程度コミュニケーションをとれるようになってから、散髪してもらえれば良いかなという考えに変わりました。
今では、息子から、「ママ、今度はいつ理容室に行くの?」と聞くようになっており、無理に散髪させなくて良かったんだ、焦らなくても良いんだ~と思えるようになっています。
発達障がい児の中には、敏感な感覚を持っていることがあるので考慮することが大切です。私の知り合いの敏感な子どもも、その子が落ち着いて散髪のできる理容室まで遠方でも通っていたと聞いています。