息子の特性が徐々に分かり始める
2歳の発達検査の結果から色々なことが分かり、クリニックの先生から今後の日常生活でも療育を勧めてもらったので、私たちは、普段でも先生のアドバイスをもとに、できる範囲で療育の考えを取り入れた生活を送っていました。
そして息子は、3歳からデイサービスに通うためのお試し教室にも親子で通い始めるようになりました。
その頃、私は臨月を迎えていたので、息子とお試し教室に参加後、娘を出産するために入院することになりました。
翌日、私が娘を出産し、主人と息子、母が娘を見に病院まで来てくれました。
どんな反応をするのか楽しみでしたが、息子は大泣きだったと聞いています。
私は帝王切開での出産だったので、その場にはいなかったのですが、いきなり赤ちゃんを見せられて驚いて不安になったのだと思いました。
このあと、息子に思いがけないことが起こるのです。
いつでも入院できるように入院グッズを準備しておきましょう!ママがいなくても、パパは焦らずに済みます!

突然の入院

出産した娘を見に来た日の夜、息子は食欲がなくなり、ぐったりした状態で突然嘔吐を繰り返したと主人から話を聞きました。
前回、入院した時と同じ症状だったので、これは一大事、点滴が必要だ考えて、意識が朦朧となる前に急いで前回入院した病院へと連れていくことしたそうです。
このとき、夜間の時間外でしたが、一度入院していたので、電話連絡をしたら無事に受入してもらうことができました。
病院での血液検査の結果、血糖値が低いことがわかり、水分もとれない状態だったので、まずは点滴を行い、そのあとに、担当の先生から「いったん、家に帰って様子を見るか、大事をとって入院するか、どちらが良いか判断してください」と2つの選択肢を用意してもらい、悩んだ末に入院の判断にしました。
前回の入院から1か月も経たないうちに2度目の入院となりました。
入院後の血液検査、尿検査を経て、下された診断内容は、前回と同様の”ケトン性低血糖”なのでした。
今回、私は出産のため、息子とは別の病院で入院中だったので付き添えず、主人が息子に付き添うことにし、母が用事がある度に2つの病院を行来してくれました。
息子の退院の目途は、普段に近い量のご飯を食べれるようになり、血液検査の結果も良いことが条件となりました。
10日間の入院後、ようやく退院にすることができました。
この時には、まだ分かりませんでしたが、息子は環境の変化に弱く、風邪気味の状態になるなどすると、食事の量が減り、糖分が摂れなくなるとケトン性低血糖になりやすいことが分かりました。
小学生くらいの年齢になるか、息子がお肉を他の子と同じように食べられれば、ケトンを分解でき、悪さをしないようなのですが、極度の偏食を改善しない限り、解決は難しそうです。
子どもの食欲がなくなったら、注意して下さい。ぐったりしたり、急な嘔吐が始まり点滴通院または入院のシグナルです。
【とりあえず用意しておくべき緊急入院セットの中身】
・スリッパ ・オムツとおしりふき ・割りばし ・WI-FI ・タブレット端末
・洗剤とスポンジ ・子ども用サプリメント ・息子用下着 ・こだわりのモノ
・除菌テッシュ ・キッチンペーパー ・息子用食器とフォーク ・歯磨き
・タオル ・大人の着替え ・お気に入りのタオルケット
※この入院グッズは、息子の食事を持ち込みする場合を含みます。
実家での暮らし

息子は、私が退院した翌日に退院し、しばらく私の実家で一家全員で生活することにしました。
息子からすると、ばあちゃんやじいちゃんと一緒に暮らせて楽しかったようで、赤ちゃん返りもほとんど見られず、体調も崩すこともありませんでした。
1か月後、自宅に帰ると、やはり息子の赤ちゃん返りが始まって、抱っこひもを2つ使って家事をすることになりました。
「2人ともママが良い!!」と泣き叫ぶので、もう一人自分が居たらどれほど助かるかと思いながら生活していました。
母にも、毎日のように自宅に来てもらって、家事や子どものことなど手伝ってもらいました。こんな忙しい毎日を過ごしていたので、息子が2歳の頃の記憶は、大変過ぎて、実はあまり覚えていません(笑)。
さいごに

子育てをしていると、何でこのタイミング…ってことよくありますよね。
今回の内容では、息子の突然の嘔吐に、なんで出産のタイミングで…と思いましたが、あれから2年ぐらいかけて、ようやく息子の体質が少しずつ理解できるようになりました。
私たちは、息子の成長が遅く何かと大変なことも多かったのですが、「兄妹がいた方が息子も一緒に遊べる相手がいて楽しくなり、子ども同士のやり取りの練習もできて、お互いに成長ができていいね」って考えるようにしました。
とはいえ、毎日兄妹ケンカが耐えませんが、今のところ息子の成長スピードが早くなったり、娘は息子に負けじと話すのが早くなったり、運動面でも息子と比べて早く成長しているように思います。
情緒面は、2人とも家でもデイサービスでも感情を思いっきり出すことで、以前より少しずつ心の成長が見られるようになりました。
特に、息子は娘の気持ちを私に教えてくれたり、”ありがとう”、”ごめんなさい”を素直に言える子どもに育っています。
私たちに夫婦喧嘩にも、「やめて」とか「まぁまぁ」とか言ってくれて、仲介役になるほどです(笑)。
息子の体調の変化を、娘が指摘して教えてくれる時もあり、私たちの気付きに繋がることもあり、助かることもあります。
兄妹児の話については、今後もエピソードを載せていこうと思います。

