息子の自転車
今年は雪解けが早く、早々に春になり、子ども達の外遊びの季節になりました。春が待ち遠しかった息子は、最近、やっと自転車の楽しさに目覚めたようです。
昨年までは、自転車が欲しいーと言いながらも、購入後は少し乗ったら、「もう乗りたくない~」と逃げ出していました。
今年は息子が「道路に雪があるのがイヤだー」っと良く言っていたので、私たちは「そうだね、園庭や公園が雪でべちゃべちゃだと外で思いっきり遊べないもんね」と何回も同じ話をしていました。いつもの私なら、同じことを何度も繰り返す息子に「また、始まちゃった~」と思っていましたが、今回は、室内遊びに飽きてきて体を思いっきり使って外で遊びたい気持ちが強いのかなと感じました。
案の定、家の前の雪が無くなった頃に、「寒いけど地面が乾いているから、外で少し遊ばない?」と問いかけると「うん」と言ってくれたので、家族で近所の公園に出掛けることにしました。三輪車や自転車、ボール、砂道具を持って外に出ると、息子は自転車に乗りたいと言いました!
補助輪が付いた自転車を少し窮屈そうにペダルを漕いでいると、近所の男の子が息子に声を掛けてくれました。その子は、息子よりも2歳年上の男の子で、息子とは仲良く遊んでくれるお兄さん的な存在です。
その子が、上手に自転車に乗っている姿を息子に見せてくれました。すると、上手く乗れない息子は苛立って、自転車をその場に乗り捨てて逃げ出してしまうのでした。
私としては、自転車の練習を頑張れるきっかけになればと思っていましたが、真逆になってしまう結果になりました(苦笑)。
そんな出来事もありましたが、数日後には、少しずつ自転車の練習を再開し始めました。
春休みに入りました!
春休みに入り、主人は年度末で仕事が忙しく、いつも帰宅が遅いので、私は子ども達を連れて実家に帰ることにしました。
息子は、父と相性が良いので、自転車の練習をするために持参しました。やはり、息子は「ジジ、自転車に乗りたいから外に行こ!」と父を誘って、自分から進んで自転車の練習を始めました!
家にいる時とは違います(笑)。いつもは、私たちが息子に「自転車を乗りに公園に行こう!」と声を掛けることがほとんどですが、環境が少し変わると息子も変わります。
もちろん、実家に帰ると私の父や母がいるので、いつもより甘えたり、調子にのったりと親としては良いことばかりではありませんが、自転車に関しては助かりました。
息子は、車の通りがほぼない車道を父と2人で自転車の練習をしていました。緩やかな坂もあったり、広い駐車場のあるコミュニティーセンターも近くにあるので、ハンドルの使い方やブレーキを練習をするには良い場所でした。
自転車に乗ることが少し慣れてきた息子は、自分から「もっと遠くに言ってみたい!」と言っていたようです。
実家は、少し都心から離れた田舎にあり、鉄塔が並んで建っている景色が広がっています。息子は、鉄塔が好きなので、鉄塔を視ながら楽しく練習を出来たようです。そのためなのか、いつもより長い時間、自転車に乗っていましたが、息子はまだまだ乗りたがっていました。
それを機に、息子が積極的に自転車に乗るようになりました。春休みの最終日には、広い公園の自転車コースを30分以上も乗っていました。ハンドルの使い方も上手になってきて、行きたい方向に向かって走り出すこともできるようになりました!
自転車に乗るだけの練習ではなく、小さな目標を持って練習する方が良いと思いました。その成功体験が自信に繋がります!ハンドル操作の練習も自転車で親がいる場所まで乗ってみよう!と声かける方が目的の達成が分かりやすく、息子は集中して自転車に乗っていました。
課題
息子の自転車を練習していて感じたことは、2つのことを同時にすることが苦手なことが分かりました。はじめは、皆、そうだと思いますが、息子は少し慣れるまでに時間が掛かりそうだと感じました。
下り坂では、ハンドルに集中し常にブレーキをかれる状態にしようと教えていても、ハンドルをあまり意識せず、ペダルを漕いでいて、コワイ!コワイ!と隣にいる私に強く主張してきます。
私はペダルを漕ぐとスピードが出るから、漕がなくて良いよと何度も言いますが、なかなか止めれないみたいです。息子は恐いと言いつつも、なぜか、坂のある道を行きたがるのでした(笑)。
また、ハンドルのブレーキについても、片手の中指が屈指症だから片方の手でしかブレーキかけれないと言います。
息子の中指の屈指症は、指を曲げる筋肉が強いので、ブレーキをかける時は支障がないような気がしますが色々とできない理由を並べて話してきます。
息子の自転車は、たくさん回数を乗って、少しずつ慣れていけばと思っています。補助輪を取るのも焦ってはいません。まずは、自転車を楽しむこと、そして、息子が色々な場所に出掛けたい、もっとスピードを出して走りたいなど、乗りたい気持ちが強くなってくれればと考えています。
子どもは、親よりもすごい勢いで進化しています!最初は、自転車に関心を示さなかったり、自転車に乗りたがらない時は焦らず、そういう時なんだと思うようにして下さい。無理して自転車に乗ると、嫌な思い出として強く頭にインプットされる恐れがあるので、その子どものペースに合わせましょう!
さいごに
そんなこんなで、毎週末、天気が良い日は積極的に外に出て子ども達と自転車に乗ったり、公園の遊具で遊んだりと親も子も体力づくりに励んでいます。
年々、子ども達の走るスピードが早くなったり、好奇心旺盛になってきているので、目が離せませんが、今年も家族の思い出ができるような過ごし方をしたいと考えています。
また、子ども達の成長を感じる一方で、冬の体重の増加と自分の体力の無さに虚しくなり、今年の目標は”体力づくり”と再確認するのでした。
親は、子どもが精一杯頑張っている様子を喜んだり、応援する気持ちは子どもの自己肯定感を育みます。ただ、注意することは、子どもができたことの次を急いではいけません。