なにかと大変だった2歳時
2歳の時期は、息子の発達障がいの症状が強く出たり、偏食による入院もあったりと、忙しい日々を送っていました。
さらに、娘が生まれたこともあり、慌ただしかった日々の記憶だけが残っている状態です(笑)。
2人の子どもに手がかかる、とても忙しい時期だったため、日々を過ごすのに精一杯で曖昧な部分があるかもしれませんが、できるだけ記憶を辿って覚えている範囲でお話ししたいと思います。
今回は、発達検査がどのようなものか、また子どもの様子についてお話します。
私たちもそうでしたが、お読みいただいている皆さんも、子どもの成長に不安を抱えている方もいると思います。
発達検査を受けるべきなのか不安。どんな流れで検査が行われて、検査結果を教えてもらえるのか不安。など、色々と不安を感じていると思いますが、私たちの体験談をご説明しますので、少しでも皆さんの不安が解消されればありがたいです。
ちなみに、息子が初めて発達検査を受けたのは、2歳になったばかりの時期なのでした。
0歳のときの様子はコチラ↓
発達検査とは
息子が発達検査を受けることになったのは、行政から紹介されたクリニックの初診時に、先生と話をしている時に勧めてくれたのがきっかけになります。
発達検査は、すぐには受けれませんので、事前予約をして受けることになりますが、とても混んでいたので3か月待ちの状態でした。
検査の前日は、やっと発達検査が受けれるよ~という感じでしたね。
発達検査は、専門の検査員と個室で受けます。
検査員とは、公認心理士、臨床心理士、臨床発達心理士などの資格を持っている方々です。
検査の部屋は、子どもが一人で入ることも出来ますが、息子の場合は、とても不安感が強く、私と一緒に検査を受けることにしました。
息子は、私と一緒に部屋に入るなり、すぐに泣き出しましたが、課題が出るとすぐに泣き止み、その後も息子なりに一生懸命頑張って取り組んでいました。
まだ、言葉の意味や言葉自体も出ていなかったので、息子には難しかったのかもしれません。
内容としては、検査員の指示の通りに積み木を重ねたり、描いたり、単純な動作を真似できるか、検査員の話しを聞いて答えることができるか、または反応することができるかなどです。
ありのままの子どもを診てもらうイメージで、子どもと同席して下さい。
検査結果説明
発達検査の結果は、後日、クリニックの先生を通して説明していただきました。
主人と2人で説明を聞きました。私の中で、まだ発達障がい児として認めたくない部分もあって、説明をしっかり聞けなかったら困ると不安に思い、主人に同席を求めました。
2人で説明を聞いて「やっぱり」「なるほど!」「そういうことだったんだ!」と思うことばかりでした。
結果は、実年齢より下でグレーゾーンと言われる分類に属していることも分かりました。
息子は、課題に対して、聴いて考えを表現するより、見て操作しながら考える方が得意なのも分かりました。
例えば、絵を描いたり、積み木を重ねる方が得意。特定のおもちゃがどこにあるか分かる?などの問い掛けに対しては苦手。
また、相手への興味よりはモノへの興味の方が強く、ひとり遊びになりやすいので、相手がいて成立する遊び(追いかけっこ、にらめっこなど)を取り入れるようにアドバイスをもらいました。
不安を感じやすく、視線を合わせるのも苦手だと分かり、他人を意識させるようなやり取りも必要との説明もありました。
他にも、感覚的な過敏さがあることも分かりました。
先生からは、「これは始まりです。ここからどんどん成長しますので、出来れば毎年、発達検査を受けると良いと思います。」と話しがあり、私たちは、自然と前向きに考えられるようになりました。
発達検査は、息子の理解に繋がったので良かったと思っています。
結果は、素直に受け止めましょう。子どもには、たくさんの秘められた伸びしろあります。
さいごに
このように発達検査から子どもの得意・苦手が分かるので、生活面での工夫やコツを取り入れることで、その後は子どもも親もストレスを少しは軽減できます。
私も、主人と今までの息子の様子と照らし合わせて、納得することができ、やっと息子の気持ちや行動が理解できるようになったのを覚えています。
もちろん検査結果を聞いて、ショックではありましたが、これを機に自分を責める回数も減り、息子に対して食事のことで強要することがなくなりました。(口の中が過敏とは知らずに、ご飯を食べさせようとしていました。)
クリニックでは、私の話や発達検査の結果をもとに、息子に対しての困り感や大変に感じることなどを把握し、アドバイスをしたり、または福祉サービスなどへの繋げてくれるので、とても助かっています。
ちなみに、発達検査は一回だけではなく、子どもの成長と共に受けるのがベストと話しを聞いたので、その後も医師と相談して検査を受けています。
子どもは成長します。その時々の課題も変化していきます。子どもの理解に繋がると思って、先生に相談して、定期的に発達検査を受けて見ましょう。