トイレトレーニングについて

今回は、発達障がい児の息子のトイレトレーニングについてお話しようと思います。
皆さんもお子さんのトイレトレーニングをいつから開始すればよいか、いつまでに完了すれば良いかと悩む方も少なくないと思います。
特に、周りの子ども達が、どんどんオムツを卒業していくと、焦ってしまい、ついつい子供にトイレトレーニングを強要しがちになりますが、本人のやる気が一番大事だと思いますので、親ができることは、褒める、ただひたすらじっと待つ、の2つくらいしかないのかもしれません。
実は、恥ずかしながら、息子は今もオムツです。4歳後半~5歳になってトイレで用を足すようになりましたが、パンツを履かずに「オムツの方が良い~」と一点張りです。
※ちなみに、我が家ではオムツを買いに行くのも大変なので、楽天市場のお買い物マラソンの際にまとめて購入して節約をしています。
親としては焦る気持ちもありますが、これも何か、息子の”こだわり”があるのか、心の準備があるのかなと思って、小学校の入学に間に合えば良いと気長に待つことにしています。
また、息子は、服に付いているタグや肌触りに敏感な子なので、できる範囲で息子が気になっているタグを外したり、肌触りが気になる洋服やズボンを履かせていません。
以前、私が気に入って買ったズボンは気に食わないと言って履いてくれなかったことがあり、そこで無理やり履かせてしまうと癇癪泣きになってしまうので、諦めたことがありました。
今回のオムツも息子なりの理由があると思うので、息子自身の許容範囲が広がっていくことを願いつつ様子を見ています。
でも、真冬の時や真夏の時の服装は、体調に影響があると困るので、理由を話して条件付きで履かせています(笑)。
やっと、私たちと言葉の駆け引きができるようになったので、少し心が楽になってきたのが救いです。
トイレトレーニングの始まり

息子が、トイレトレーニングを始めたのは3歳半頃です。幼稚園を目指すお子さんを持つ家庭などで普通に考えれば、本当に遅いスタートでした。
まずは、トイレの絵本を読んだり、私たちがトイレで用を足しているところを見せたりするところからのスタートです。
他にも、息子が好きなキャラクター(アンパンマン)のトイレ補助椅子を用意し、しまじろうのシールをトイレの蓋に貼るなどして、トイレに抵抗感を抱かないようにしました。
私たちが心掛けたのは、無理に息子をトイレに連れていくことだけは避けました。あくまでも、息子の気持ちが第一と考えていました。
私たちがそんな気持ちでいるとは裏腹に、息子はちっともトイレに行こうとはしませんでした(笑)。
デイサービスの先生や私の両親にも、息子が”トイレトレーニング”を始めたことを伝えて、少しずつトイレを促していく作戦をとることにしました。
すると、デイサービスではお友達を意識するようになったこともあり、先生と一緒にトイレに行って用を足すができるようになり、私の実家でもトイレに行くようになりました。
でも、なぜか家では、なかなかトイレに行こうとしませんでした。
”あれ~っ?”という感じでしたが、デイサービスでも私の実家でもトイレに行くようになってきたので、私たちは安心していました。
家は、息子がリラックスできる場所なので、あまり口うるさくしないように心掛けていました。そうしているうちに、朝だけトイレに行けるようになり、そのうちに日中も意思表示をしてくれるようになったことで、自然にトイレに行く回数が増えていきました。
トレーニングの途中、体調を崩して入院すると、オムツでの生活が主体になるので、体調の回復を待って息子にトイレに行ってみようかと声を掛けていました。
そうしているうちに、私たちから声掛けなくても、自分からトイレに行きたいと言ってくれるようになりました。
トイレトレーニングを始める前に、絵本やトイレに関する教材、アニメーションでトイレに行くことの心の準備をする方が、トイレに対する抵抗感を抱かず、足が向きやすくなるのかもしれません。(発達障がい児の特徴として、視覚的な理解の方が得意です。)
トイレで用が足せなくても、トイレに行ったことをしっかりと褒めましょう!そして、どのようにすると子どもがトイレに行きたくなるか、子どもの特徴から考えてみましょう。例えば、ご褒美シール制にしたり、パンツをお店に一緒に選びに行くなど…
現在の状況

現在、息子は5歳を迎えていますが、本人曰く、心の安定のためにオムツを履いている状態とのことです。
朝、息子が起きてリビングに来たら、私たちが”トイレ一緒に行こう”と声を掛けてトイレに行き、日中は、私たちが声を掛けなくても”トイレに行きたい”と言うようになりました。
大きい方は、一度、トイレできれいに用を足せた経験が嬉しかったのか、ほとんどトイレで用を足すようになっています。
外出先でも、トイレに行きたいと言ってくれるようになり、少しホッとしています。
そんな感じで、トイレトレーニングのもう一つの成果である”オムツ代”が少しずつ落ち着いてたのは、主婦として嬉しい限りです(笑)。
徐々にトイレに行くようになってきたのですが、”なぜパンツを履かないのか”という問題が残っています。息子が言うには、履き心地と、パンツのタグが気になるらしいです。そこは、本人の成長に合わせて、切り替われば良いかなと考えています。
夜も、もちろんオムツです。
夜の息子のトイレ事情で困ったことがあります。
息子が、夜中に”トイレに行きたい”と言う時も、極々たまぁ~にありますが、ほとんどは寝ぼけてオムツを脱で、その後もオムツを履かないまま寝ているので、本人はオムツにオシッコをしているつもりなのでしょうが、布団に直接用を足すことになります。
夜中に、ハッと息子のオムツを確認するために目が覚めた時、間に合わなかった~とガッカリすることもしばしばです。
また、用を足したオムツを布団に脱げ捨て、朝、目が覚めたら私の枕元に脱ぎ捨てられたオムツが置いてあることも多々あります。
トイレトレーニングをしている以上、おねしょやお漏らしは付きものです。イライラする時もありますが、子どもには怒らずに、次は気を付けようね~ぐらいな軽い声掛けにしましょう!
さいごに

子どものトイレトレーニングが始まると、子どもも親もそわそわしますよね!
特に、発達障がい児だとなおのことだと思います。
行き詰ったり、困ったりした時は、一旦トイレトレーニングから離れるのも一つです。
気持ちを新たにしてから、再スタートしても良いと思います。
大事なことは、子どもの成長に合わせることであって、親のタイミングではないです。
双方が頑張りすぎて、トイレに対してトラウマを感じてしまう結果になるのは、今後の将来にとっても良くありません。
私の息子もオムツがとれていませんが、以前に比べれば少しずつ成長してきているので、息子に合わせたいと思っています。
今回のお話が、なかなかオムツがとれないと悩むママさんたちの参考になれば幸いです。
まだまだ道半ばですが、トイレトレーニングの進展については、今後のブログでお伝えしたいと思います。

